廃品回収と助成金
自治会、子供会、老人会などの団体、小学校などのPTAの団体が集団で廃品回収を行うと奨励金をもらうことができます。
各自治体によって奨励金の受け方は違ってきますが、「資源ゴミ集団回収奨励金」として支給しています。この奨励金の目的は、集団回収を活性化させるためや、資源ゴミとして回収することでゴミの減量化を図る目的、回収したものを資源化、リサイクルすることによって意識の向上を目指す目的があります。
月何回かの古新聞、古雑誌、古着などの資源ゴミ回収を、市区町村ではなく、学校PTAで行うと助成金が出たりします。この助成金がPTAの活動費にもなるので、資源ゴミの集団回収を行わないわけにはいかないという状況があります。
PTAの活動費捻出といったらバザーが定番でしたが、廃品回収もだんだん浸透してきています。「物余り」の現代、リサイクル可能な不要品は各家庭にかなり眠っているものです。考えようによっては、それなりに体裁を考えて出品しなくてはならないバザー(場合によってはバザーの品物をわざわざ作ったり買ったり!)に比べると、廃品回収は手間がかからないかもしれません。何より、家の整理につながります。
しかし、この廃品回収の助成金に関しても問題が生じているケースがあります。
それは「平成の大合併」に伴う、自治体の再編成によるものが見られます。
すなわち、廃品回収にあたっての助成金が、合併に当たって改変されるということです。例えば、廃品1キロあたりの助成金が5円のA町と3円のB町が合併してC市になり、助成金がキロあたり4円に見直されたといった事例です。
3円だったB町の方にとっては朗報ですが、5円だったA町の人にとっては、損をしてしまうイメージとなるのは必至。たかが1円、されど1円と言ったところでしょうか。
このように、廃品回収の助成金と言っても、いろいろと混み合った問題もあるのですね。一度、お住いの自治体に廃品回収の助成金やシステムについて問い合わせてみるといいかもしれません。
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