廃品回収のビジネスチャンス
廃品回収はビジネスとしてどのくらいのチャンスがあるものなのでしょうか?
古紙を例に取ってみましょう。廃品回収業者は、現在、古紙の回収を専業としているところは少ないです。
そう言われてみれば、「まいどお騒がせのちり紙交換でございます」の文句で回っている業者は少ないと思いませんか?
現在の廃品回収業者は、リサイクル業や産業廃棄物などを、兼業している業者がほとんです。そして、既存業者がほとんど市場を占めていますので、新規で開業して市場に入ることは非常に厳しいものと言えます。従って、もし、この市場に参入したいのならば、まず、企業のバックアップを受けるために、同業種の企業に1年以上勤務してから、独立するほうがいいでしょう。他の方法として、廃品回収業の組合に加入したほうが、仕事がスムーズに進むでしょう。
商品(=回収する不要品)を入手するのは比較的簡単にいくと思われます。どの家庭にも、処分に困っている家電製品や不要品があり余っています(ただし、高く転売出来る割のいい回収品を手に入れられるかは別問題ですが)。
いったん回収した後に、さらにリサイクル品として販売できる見込みがなければ、引き取ってもゴミになってしまいます。従って、廃品回収をビジネスにできるかどうかは、回収品を売りさばけるかどうかにかかっています。回収品に対する目利きの力を磨くことと、回収品の販売先のルートを確保することが何よりも重要になってきます。
廃品回収は、ビジネスチャンスはある業種だと言えるでしょう。しかし、安易な参入は禁物です。くれぐれも入念な準備と確認を怠らず、地道に一歩一歩実績を積み上げていく必要があります(どんな事業にもあてはまることですが)。
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