廃品回収の品目
廃品回収されたもの、たとえば牛乳パックやアルミ缶などを換金すると数百円程度にしかなりません。しかし、それでも廃品回収が行われています。廃品回収業者は、市から委託されて行っているところが多いのです。市から委託して事業を行っていると市から数万円から十数万円の助成があるので、年に何回か地域で廃品回収を行っているのです。
廃品回収の対象となる品目には、どのような物があるのでしょうか?
廃品回収業者が廃品回収のときに、回収してくれるものは、以下のものになります。
・包装紙、菓子箱などの段ボールや雑誌、折込広告や新聞紙
・牛乳、酒、ジュース、紙コップなどの飲料用紙パック
・衣類やぼろ布などの古繊維や古布
・アルミ缶、スチール缶
・トラクターの爪(可動部の歯)、バッテリー
・ジュースやビール、一升ビンなどのビン類
……など、資源になるものすべての品目を回収してくれます。市からの助成を受けるためには、回収する品目を制限してはいけないのです。
しかし、廃品回収業者によって回収内容や回収料金が違います。
なぜ、廃品回収業者によって違いがあるのでしょうか。それは、回収したものの行く先によるからです。回収したものを、その後有料で引き取ってくれる引き取り先がある業者と、引き取り先がなく回収したものを処分するしかない業者があります。無料で回収してくれる廃品回収業者は、回収後の引き取り先があり、有料で回収している廃品回収業者は回収後の引き取り先がないところといえます。回収料金を徴収している廃品回収業者は、許可を取らなければいけません。この許可を取らないで有料で不用品や廃品を回収すると違法にあたります。
家電リサイクル法が施行されてからは、リサイクル法が適用されるもの、エアコン、冷蔵庫、洗濯機、テレビ、家庭用冷凍庫などは、販売店が回収して、各メーカーに送られリサイクルしています。ですから平成13年4月からはエアコン、冷蔵庫、洗濯機、テレビなど、平成16年4月からは家庭用冷凍庫が、市町村のゴミ処理施設では回収してくれなくなっています。
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